2013年2月12日火曜日

Isao's world有限会社

「ジャズ菌一家代表  邪頭野菌次郎」
邪険 ポイよぉー 愛顧でしょ
もぉーいいかい まぁーだだよ
邪険にポイは 女だよぉー(すいません、逆も一緒です)

「詩神様」
最近、わたしの言うことを聞きやせん。機器や線。また、始まったっ!

「うっ君」
しくしく、はっく。

「酒神様」
健在健在、ご健在。わぁーーーはははははっ。映画「赤ちび」黒澤明(なんだなんだぁー)

「ジェームズ裕 フランス重宝部員コード007.5」
あっ、俺っ? ふふふふふっ。両手に花っ!

「久保の兄貴」
あれ、なにしてんれすか? おっしょさん。不在中、よろしくお願い申し上げる次第でございまする。おっしょさんのブログを、お読み下さいませ。メタルリキッド未来ブロガー(期限切れ、ありゃ?)おっしょさんがよぉー、物欲ないのだよ、参ったねぇー、子分は。俺も、ねぇー。そもそも。

「密秘のアッコちゃん」
だれ?

「シニアーマン」
ぼくの なまえは しにあーまん からーたいまぁー が ぴーぽーぴーぽー
うるとらまん と ちょっと にているけど うるとらせいではなくて くりすたるのくに から きた

「ランハイダー」
カキィーン まだ たたかっているのだ ふしも たいへん よ

「ネタミネーター」
ぼくの なまえは ねたみねーたー みらいのくにから おくられて きた
でも きげんぎれ か こしょう している

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セントレイニーホスピタル

「国木田院長、どうします、この人?」
「うむ」
「一日中、ミニカーの消防車で、ぴーぽーぴーぽー」
「ちょっと、寂しいな、その風景。間もなく、五十四だよな、この人」
「寂しい? 院長、医師として、ちょっと、その台詞、おかしくありませんか? 医師の基本は、薄情です」
「いや、諸々の労苦は.....。やはり、認めたいと思う。どうして、こうなってしまったのか。脳高速、振幅症、ジャズ菌。脳転回。ピアニッシモ症候群。もともと、この人は、地元で、振動と呼ばれていた。なにかが隠されているのでは?」

「医師団結医師団および二股警部、花村主任」

「はい、この方は、ズゥージャ菌脳シンコメ症候群の、典型的な患者。詳しくは、筒井総合病院、脳シンコメの権威、山下洋輔先生の文献をご欄頂きたく。この病気の、唯一の薬は、ナオンタミンZ。および、ケーサノード、および、入手が、ほぼ、不可能な、ヤノピリン。以上」

その人、裕イサオは、フランスのマルセル病院へ、送り込まれた。

ちょぉーーーーーと、待ったっ!
あの馬鹿垂れっ、ジャーマネ、忘れとるっ!
はい、石頭勝男でぇーーーす。

高々、一ヶ月の休筆を、この、なに、仰々しく「演出する」ことが、まっ、わたしの仕事なのでございます。で、ちょ、ちょっと、さすがに、断筆じゃなくて、分泌の休止なのに、この動画をアップは、いくらなんでも、オジギャクのどうがど思うよって、なるのでございますが、まっ、この野郎のセンチメンタル脳シンコメ、聞いてやっておくんなせぇー。泣かないでね。

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「国木田院長」

日頃のご愛読、切に御礼申し上げます。
あまりの馬鹿馬鹿しさに、悶絶、絶句。これは、わたくしが、理解して居ります。
ジャズ菌アレルギーの方々は、至急、ご愛読を中止願いたく、医師団としては、お伝え申し上げる次第でございます。

ただ、もう、羽毛症等の併発、重度のご愛読者様は、毎日、

ブログリン一錠ないし二錠
ケースによっては、ヤノピリン2h
ケーサノード1L

オナラミンC  バカバッカリン ピポポタンD

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かくれんぼ するもの よっといでぇー

もぉーいいかい まぁーーーだだよぉーーー

もぉーーーいいかい まぁーーーだだよぉーーー



裕イサオ
11/Fev 2013

日頃のご愛読、深謝致します。



2013年2月11日月曜日

もののサイズ

なんとなく、もう少し、人間が小さかった方が、地球に優しかったような気がする。
身長五十センチぐらいで、良かった気がする。

仮に、そのサイズで現在とまったく同じ暮らし。
家もずっと小さくていいし、車もそうで、結局、すべて、もっと小さくて済んだ。

オランダ人の平均身長は、確か、男性183cm、女性172cm。ドイツ人も大体これぐらい。
フランス人のそれは、丁度、男女ともに10cm低い。日本人とあまり変わらない。

俳優さん。最初、ダニエルクレイグさんを観た時、随分、小柄なジェームズだなっと思った。
俺の推定175cm。友人連と意見が分かれた。そんなこたぁーねーだろって、ジェームズボンドだよ。小柄に相対的に見えても182cmとかじゃーねぇーの? そうかな? あれ、名前、突然忘れた。ミッションインポッシィブルの俳優さん。友人連の話だと165cmぐらいとか? 今、調べた。トムクルーズだ。結局、俳優さんの身長は映画の中では、良く分からない。昔、アランドロンと仕事してた時、俺とあまり背丈が変わらないので驚いた。もっと、ずっと長身だと思っていた。

で、調べた(マヒナスターズだ。暇人のこと)。
ピースブロスナン 187cm。
トムクルーズ 170cm。因みに、サッカーのメッシー君 169cm。
ピーターフォーク 170cm。哀川翔 178cm。竹内力 180cm。
で、ダニエルクレイグ 178cm。ほれっ、俺の当りかな? 皆の予想の真ん中だな。
刑事コロンボとトムクルーズが同じ身長、れれ?。なんか、トロンプルイユ(騙し絵)みたいだ。
あと、翔さんより、力さんの方が、映画の中では、ずぅーーーと、長身に見える。これも、錯覚。

違う違う、そんなことを書きたいのではないのだ。
あのね、もちろん、生物学的な根拠は、当然、あるけど、食物のサイズって、なんか人間が食いやすいサイズだ。なんでかしら? りんごが直系3mとかだと、食べ難い。あと、ニュートンが、逆に引力発見出来なかった気がする。迫力あり過ぎて。ニンジンも、長さ3mなんかだと、買い物行っても車に入らない。八百屋に買い物行くのに、軽トラックで行かないとね。3mのニンジン担いで、知人と擦れ違う。「裕さん、精が出るねぇー」なんてね。「あっ、どっ、どうも。いや、ちょっと、てんぷらに(何人前なんだよぉー)」って。

で、木々、動物のサイズも、比較的、人間が分かり易いサイズになっている。一部を除いて。

やはり、腕白フリッパーも鯨でやると、撮影費が嵩むし、人間との相対サイズが絵になり難い。と、我々の尺度では感じる。象さん、キリンさんも、家で飼うのは、ちと、辛い。やはり、カウボーイがキリンさんに乗ってくると、我々の目の尺度上、お笑いになってしまう。

結局、どっちが先か分からないけれど、我々に、都合のいいサイズになっているような気がするようなしないような.....。でも、地球の大きさは、ちょっと、分かり難い。宇宙も、銀河系ぐらいまでは脳が着いて行けるけど、その外になると、俺の知能ではアウトだ。

でも、直系3mのりんごがなっている風景。
なんか、楽しくない?


2013年2月10日日曜日

小説ある日の事務所

「ちょっと、花村君、そこの糠に釘取ってくれるかな?」
午後のサンシャイン(はっははははぁー、3社員ーーーん。汗)が、燦燦と降り注ぐ京東区内丸のオフィス街。課長の国木田が、ふんぞり返って言った。デェスクの上に、セブンイレブンのとんかつ弁当(作者、お得意の意味のない描写っ! 字数の水増しの水澄まし、水臭いこと言わんといて。水も漏らさぬ馬鹿頭。水は方円の器に随う。いいことゆうじゃん、たまに)

「糠に釘? 国木田課長、暖簾に腕押しのことですか?」

「いや、そうとも言うらしいが、その君の横にある小男の腕立てのことだよ」

国木田は、うもぉーーー、最近の若い奴はぁーと、一瞬、オヤジ脳内呟き。バカバッカリン(作者注。本意ではありません。アホに上下の隔てなし。千慮の一失かしら?)
その時、むっははははは、むっははははは、これ、電話の呼び鈴(ちょっと、裕さん、最近、脳の捩れ、酷過ぎません? 読者様の呟き)

「はい、エンタメプライズです。あっ、二股さん、いやぁー、鯉の滝登り、破竹の勢い、裸一貫。お見事ですなぁー」
二股さん、はい、国木田さんの、中学時代からの親友。最近、不動産で莫大な富。
ということにする。会話の流れ上、そうする。別に、宝くじに当たってもいいし、なんでもいいんだけど.....。あっ、違うな流れ上は、なんか事業が成功したっていう感じだね、やっぱ。

「またまた、花村さん、提灯持ちなんだからぁー、うもぉー。ところで、鰭ある男いる?」

「あー、課長の夏の小袖、坊主の花簪、国木田ですね。少々、お待ち下さい」
「おい、花村君、今、なんか言った? ちらっと、聞こえたけど.....。夏とか坊主とか」
「ぎょ、いえいえ、な、夏、今年の夏、あ、暑いから、ぼ、坊主刈りにしようかなぁーって、言ったのですけど」「今、2月だけど?」


「おーーー、二股っ。なる木は花から違うねぇー、走り馬にも鞭、商人に系図なしだな」
(えー、作者、同時通訳。お前の事業も、ばっちりじゃん、どんどん行けよっ、お前、根っからの商人だぜぇー)

「またまた、お前だって、鶏群の一鶴じゃん」
(なぁーーーに、お前だって、一流企業の課長じゃん)

「なぁーーーに、あんこうの待喰ですよ、ははははは」
(まあ、大して忙しくもないのよ。まっ、ラッキーラッキー。むふふふふふ)

通訳するような会話、最初から書くなよなぁーって!
ちょっと、この記事って、何人で書いているの?
あっちこっちから、いろんな人が出てくるのですけど(読者代表)

「ところで、お前、裕イサオのブログ、世は相持、読んどるか? 清濁併せ呑むなんちゃってるけど、日本ブログ村のごまめの歯軋り(ちょっと、違うんだけど。二束三文の方がいいんじゃないの? じゃかーしぃー)って、あいつのことだ。猿に烏帽子だぜって。徹頭徹尾、鉄砲玉の使い文体だ、ありゃー」

「お前、なに、毎日開いて雀の糠喜びしてんだぁー、あんなブログ、夏炉冬扇、風食っちゃえ」

「それがな、断機の戒め、止められないのだよ」

「あぁーーーあ、それな、旱に雨IYビールスだ」


作者注

わたくし、陵雲の志と申すもの。両手に花だぜっ、ありゃ。
でね、これで、昔、恋愛小説書いた訳。編集者、あれなんていうのかしら、漫画の額の縦線。


2013年2月9日土曜日

小さな町

私の住む町。パリから35キロ。快速列車で30分。各駅停車で45分。

観光地というほどではないけれど、歴史指定都市のひとつではある。
丘の上の町。パリの「昔のモンマルトル」に似ているらしく、時々、映画の撮影が行われる。

殺伐としたパリ近郊地域。金持ちの密集した郊外。
私は、いずれも受け付けない。庶民的な町が好きだから、ここになった。
環境がいい。人が少ない。鄙びた美しい町。迷路のような小道が沢山あるから、お散歩に丁度いい。それから、たぶん、私は坂道が好きなのかも知れない。下りる時、上る時、風景が変わる。

イルドフランス県ぎりぎりのところに位置しているから、町を出ると広大な麦畑が広がる。

パリへ、自分のコンサート、仲間の公演のために、ちょくちょくは行くのだけれど、人、車、オートバイ、自転車と、いつも、やや辟易して帰ってくる。展望台のようなサロンから、人のいない風景を見ている方が、心が休まる。心の羽を休めてから、ピアノと格闘する。孤独な作業かもしれないけれど、私の中に聴衆の方々がいる。私と他者との接点に、この黒い西洋の楽器があるのだ。

群衆の中の顔のない一人として、パリの歩道を歩く。この感覚は嫌いではないけれど、むしろ、自我のない一人として、麦畑の中に立っている方が心地良い。私、自分、自我、固執するほどのものではない。

手掴みのできない音。これが私であっても、一向に構いはしない。


2013年2月8日金曜日

IY28

2013年のある日。

私は、いつものように、いつもと同じ時間に、ピアノの練習を開始した。
譜面台の上に、「超絶技巧集ドラゴンへの道」を開く。
45分後、両腕が痺れてくる。両腕を休めるために、日本の童謡を何曲か弾く。

いつものように、ぴったり一時間後、休憩。一服する。

その時だ。私の脳内に短波ラジオをチューニングする音。切れ切れにロシア語、ポーランド語、スウェーデン語、タモリの四ヶ国語マージャン、北京放送、ドイツ語、英語、フランス語が聞こえてきた。一瞬、筒井康隆のエンガッツィオ司令塔を思い出す。
「お、ザーザー、ホニャァーーー、お、俺だ、ザーザー、キョワンキョワン、きっ、ザーザー、ピィーヒョロォーーー、ピ、聞こえるか? ザーザーザー、ザザァー、き、きこ、える、か?」
「えっ?」

私は、幻聴だと思い、たばこを吸い終ると、また、ピアノの前に座る。練習を再開する。
幻聴が止まらない。ピアノに集中できない。
「おっ、俺だっ! 2013メガヘルツ。チューニング、合ってるよな、IY28」
「えっ、俺って?」
「だから、俺だ。お前、脳反応遅いな、IY28」
「俺?」
「あっ、そうか、俺、つまり、お前だ」
「お前?」
「うもぉーーー、馬鹿じゃねーのって! 俺、つまり、お前だよ」
「えっ、脳が捩れそう。あなたは、俺なのですか?」
「くどいっ! 2813年のお前だっての、IY28」
「なんですか、その2813年だの、IY28って」
「れれれれれ? お前、覚えてないの、IY28。お前は、俺が送り込んだネタミネーター。嫉み、やっかみ、嫉妬の塊。超絶自己中、剥き出しのライバル意識。出世欲、金銭欲、物欲。
性欲、食欲。自己顕示欲。ナルシスト。サディスト。もぉー、めいどいなぁー、究極のやなやつなのだ」
「なにをおっしゃるのですかっ! わたしは、心のスイス人。嫉み? なにに対して、なんの根拠で、そんな感情が起きるのですか? わたしには、その根拠自体がありませんよっ! 自意識、自己? ライバル? わたしが感じるのは、少々の食欲と、ナルシスの霞みかけた残像。その程度ですが.....」
「? IY28、お前、ブログ書いてるよな? どうも内容がおかしくないか? 昨日の記事、セントレイニーは俺が書いて、投稿しといたから。大体、今日の記事、なに、これ? 人のいない風景? 僕の心は快晴の空、世界を優しく映し出す鏡etcetc、駄目駄目、こんなの」
「?」
「お前、本当に、覚えてないの? 使命を」
「使命?」
「れれれれれ? 壊れちゃったかな? ちょっと待ってね、お前の取説持ってくるよ」

ぎゃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい。

期限切れだっ! IY28。なんだよぉーーー、ポンコツめっ!


「ネタミネーター販売元よりのご案内」

当社、人気商品、ネタミネーターIY28をご購入頂き、誠にありがとうございます。
当社商品は、50年保障でございます。いかなる時空、時間軸へも、対応可能な品揃え。
ただ、一部の時代におきまして、度重なる不備のご指摘を頂戴して居ります。
とりわけ、多いのは、性能がマ逆になった。しかし、わたくしども開発陣は、基本性能、および、その性能期間50年。取扱説明書、および、保証書へ明記させて頂いて居る所存でございます。ご送付の際は、取扱説明書を熟読の上、お願い申し上げる次第でございます。

とりわけ、顕著な様相。性能マ逆。我々、開発陣が、調査致しましたところ、脳高速弛緩剤ピポポタミンD、正確に申し上げますと、社会、世間体、諸々のその重圧、このような要素の過度な投与による金属疲労との結論を得て居ります。そのような状況下での、正確な作動は、保障致しかねますこと、ご容赦のほど、よろしくお願い申し上げます。

IY28にご満足頂けないお客様方へ、現在、我々、開発陣は、あらゆる文体、漫画、音楽etcetcへ、対応可能な新製品。メタルリキッド未来ブロガーを開発中でございます。すでに、一体、実験的に、時間軸2013へ、送付済みでございます。唯一、物欲指数ゼロ。この難問に、取り組んで居る次第でございます。

こちらの会話。

「ちょぉーーーと、花村っ! おいっ! 物欲指数ゼロ。なんだよぉーーー、馬鹿垂れっ!」
「あっ、国木田社長、も、桃の桃太郎。し訳、ございませんっ!」
「なにぃーーー、期限切れのぉーーー、送っちゃったぁーーー、ありゃりゃーーー」

国木田社長。八世紀前の映画「ターミネーター3」を見終わり、一人、呟く。

「そうかぁーーー、女かぁーーー、ネタミネーターは.....」

やっ、やばいっ、問題発言っ!


  

2013年2月7日木曜日

小説セントレイニーホスピタル

2013年のある日。
セントレイニーホスピタル院長室。
院長の国木田は、腕組み、細目。じっと、白い天井を見ていた。

内科主任の花村医師。「院長っ、このままでは、当院は.....」
「うむ、分かっとる」

人気ブロガー、裕イサオが休筆して5日経った。

二十畳の畳部屋中央横座りのまま、虚ろなべズリー目。裕イサオの拡大ブロ画をじっと見ながら、人差し指でブロ画をゆらゆらさせている女性患者。

いきなり、ピアノを弾き出し、指を骨折するシニア。

「酔った勢いで」ブログを始めるシニア。

一日中、ウォークマンで裕イサオのピアノを聴いている若者。舞踏病。

家事を放り投げ、昼メロの代わりに裕イサオの動画を見入る主婦。

部屋中に、裕イサオの拡大ブロ画を張り巡らす女子高生。勉学疎か。

飲み屋で、日本語が、すべて転回形になってしまった飲ん平。

突然、ド音痴になったカラオケ狂。

等々等々の等々の患者が殺到して居るのだ。

それでなくても、セントレイニー地区は二年前から、奇病が蔓延していた。医師の間で「クボン病」と呼ばれている。一日中、クボンクボンと咳。突然のくしゃみ、ハッキィィィィィィィィネンっ。いきなりブログを書き始める。漫画を院内の壁中に描き捲くる。と、思いきや、突然、犬の散歩に行く。国木田は、対応に、頭を痛めていたのである。その上、医師間で呼ばれるIYビールス症候群。院内は、ほぼ、パンク寸前であった。

「なぁ、花村君。もう、ゼブラーマン呼ぶしかないのかなぁー」
国木田院長。完全マジ発言。
「えっ、ゼブラーマン?」花村主任。
「分からないのだよ、花村君。君も知っている通り、クボン病に効く薬は三つのみ。しかも、併用しないと効かないのだ。しかも、この病も、IYビールスも、ブロガー間での蔓延。分からない。オナラミンC。バカバッカリン。脳高速弛緩剤ピポポタンD。これだけだ。しかも、併用。副作用が酷い。おなら、オジギャグ、一日中太鼓.....」
「院長。かっ、隠して居りました。昨日より、村谷副院長が、突然、ブログを.....。しかも、ドラムセットを購入っ!」
「えっ、そっ、それはぁーーー、拙い」
「はい、ブログ、路傍の医師」

国木田は、へたり込んだ。その時、警視庁、アル中防犯対策課二股刑事が院長室へ。

「いん、院長。よっ、学級院長っ。で、ですな、セントレイニーナショナルライブラリー子分書コーナーで、こんな文献を。不思議なのは、発行年月日、よぉーーーく、見ると、2813年。十九世紀の古文書の中に、紛れて居りました」

国木田の脳裏。もしやっ! あの、悪夢っ! 嫌な予感がした。

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所変わって、2813年。裕イサオの展望台サロン。

「ニャロメェー。日本ブログ村エッセイ、随筆部門。300123位。ニャロー! 一位一位っ。一位しか意味がないどぉーーー。よぉーーーし、例のやつ、送りこんだるっ! ふっ、ふふふふふふふ。わぁーーーハハハハハァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」


2013年。国木田院長。
「もっ、もしやっ! 花村君。もぞもぞ。聞いてくれるかなぁーーー。実は、週間実話じゃなくて、もじもじ。でね、花村君。でへへへへへへぇーーー。二股警部の文献。でね、おりゃゃゃゃゃゃあ、あのね」
「院長、要点、まとめて頂けませんかねぇー」花村主任。

急に、院長らしい顔に。

「君っ、結論はひとつ。ネタミネーターだっ! 裕というやつはっ!」
「えっ?」
「未来のブロガー。ネタミネーター。現在の順位を破壊するために送られた、未来ブロガー。間違いないっ!」
「院長っ! 院長、院長ぉーーーーーーーーーー」

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セントレイニーホスピタルよりの注意事項。

我々、医師団。医師団結は、裕および、クボン病の発信元のブログを、顕微鏡で、微細に検査してみた。舞踏菌がヘモグロビンの中に、ビンビンしているのが、この病の特徴と断定している野田哲也な野田。この、ビンビンヘモヘモ菌が、なっ、なんと、八万画像ピクルスにて、ブログの中に、昔のアメリカ映画の手法であるところの、フラッシュバック、映画の合間に、小刻みにコカコーラの映像、このビンヘモがチラバメラタノレテいるのだのパッパァーのパーマン。

「院長っ!」

その間、あなたの心のすぐお近くに、むふふふふふっ、ネタミネーターが忍び寄る。


作者注

もしかすると、マジで、俺のアホブロを「初めて読む読者様」いらっしゃる可能性があるので、
俺が、一位だの順位に固執していると思われちゃったりしたら、そりゃー、拙いぜっ! 全然の全然なのだ。まっ、ターミネーターのぱろぱろを装った「高級文学」なのだよ、お若いの。忍び寄るネタミネーター。それは、君かもしれないぞぉー、の象さん。俺、ねぇーーーんだ、その感覚。なぜっ? すでに心の一位(一周遅れだっての)なのだっ! えっ、も、もしかして、俺の「後ろの人」が、一位の方? 汗。なんかさぁー、なに書いてもよー、意味深だし裏自信に聞こえません? 難しいよな、人間ってよぉー。深読みし過ぎだって! 太鼓太鼓、叩いて叩いて、赤ちび赤ちび(赤ワインをちびちびね)。


2013年2月6日水曜日

自伝イサオ節

わたしく文芸評論家の国木田潤一郎と申すもの。
本日は、「裕イサオ君のハイパーアホーマンススイング文体の形成」について、研究分析結果を発表致したく。と、無意味なことの論評は、無意味の二乗になるのではという、そこはかとない一抹の不安もあるのであるが、無意味の意味というものも、あるようなないようなあるようなない。ようなある.....。読者様忙しいんだから、早くしてって! じゃかぁーしい、リーブミーアローンのレスモアトンキールっ!

「形成電鉄1」

裕は、十代後半から日本を離れる1981年まで、脳挫傷の篭り文学青年であった。
イサオ節に多大なる影響を与えたもの。詩人、田村隆一のエッセイ郡であろう。短いフレーズを矢継ぎ早に重ねていく手法。スピード感、スイング感。この礎になっている。それから、富岡多恵子のエッセイ郡の斜め目線。個別の詩人名は控えるが、言葉の意味の解体を目論んでいた当時の現代詩人たちの詩、詩論、エッセイ。ダダイストたちの詩。シュールレアリズムの詩、詩論。そして、裕の全体に多大なる影響を与えることになる、マルセルデュシャンの言語による作品。意味を剥奪されたオブジェとしての言葉。そして、もうひとりの巨人、ヘンリミラーの饒舌体。詩とも小説ともエッセイとも判別の付かない饒舌長文。この戯言と哲学の間の振幅。この影響は否めない。

「形成電鉄2」

裕には現代美術家の時代がある。一時は、時期世代を担う前衛作家と目されていた。
この頃、いかにも文学的な主題。たとえば、生と死といったものを、まったくの主観、感情移入を排除したベクトルでの視覚化、および、その作品の言語化を試みていた。たぶん、虚無的な作業ではあったが、世界全体をオブジェとして捉えようとしたのではないか?

「形成電鉄3」

二十代後半から四十代前半に掛けて小説を執筆。丁度、真ん中にピアノの再開、ジャズの習得開始というターニングポイントが現れる。
ピアノ以前の作品=いわゆる純文。散文詩形の中編小説。美術作品の反動であろう。生と性と死が満載されている。抑圧され隠されたエモーションといった様相であった。唯一、単行本化された作品が、他薦で某文学賞の次席になる。選者の芥川賞作家二人から、次席であることのお詫びと、励ましの手紙を受け取っている。「次回作に期待する」。この頃、裕の周囲では、いよいよ作家への第一歩を踏み出したと噂されていた。この後である。裕の脳内に、もともと豊富であったであろうジャズ菌が蔓延し始めた。ピアノの再開が、決定打になったと思われる。筒井康隆、山下洋輔ドシャメシャエッセイを貪り読む。この二人の、超時空ドタバタ、はなもげら思考に多大なる影響を受ける。とりわけ、山下洋輔エッセイのスイング文体が、田村隆一エッセイの礎の上に、更にパワーアップ症候群となった。「次回作に期待する」。以後、お笑いショートショート、ドシャメシャ超時空小説を執筆。この作風のコペルニクスチェンジングは、大変な顰蹙となる。第十三作目「横式」。医学用語、広辞苑の説明文、ジャズ用語、ことわざ、古語を駆使した言語実験長編小説を執筆。完全に無視される。それ以後、ブログ「裕イサオ筆トーク」まで、十一年間、裕は断筆。ピアノ演奏に、すべての脳機能を集約することとなった。


と、このような形成電鉄。上記諸々が、シニア回路の中で熟成。ブログとの出会いにより、その熟成された痴呆指数導線に点火。裕のピアノ奏法はイサオ節と巷で呼ばれているが、その奏法自体の言語化とも取れるハイパーアホーマンススイング文体が、二十一世紀の世界文学史上に燦然と現れたのである。現在、世界中の読者(ギリギリ二桁)を魅了して止まないのである。

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と、こんな感じ(ローラの顔真似。ほっぺぷくぷく)。
えー、言葉は、我々、人類が発明したのであるが、で、この人類というもの自体を無意味としてしまうと、その発明品も無意味。みぃーーーんな、ノンサンスでござんすと俺の脳計算式の中で、なっちゃう(ほっぺぷくぷく)。で、俺の頭の中で、唯一、意味のあるものは音楽=太鼓叩いて、酒飲んで、いちゃついて騒ぐ。で、ブロぐる手法は、ただひとつ。言葉のお祭りなのだ。言葉で騒ぐ、盛り上がる、読者様巻き添えで踊る。異常なのだ。

「裕イサオ作曲(1999年)ピアノとド音痴のための歌」
音は二つだけ。低音のファとレ。左手で、ファファレ(下)を繰り返す。右は、へめらも奏法。

歌詞一挙掲載っ!

東京会津(映画Tokyo Eyesのぱくり)

閉まる扉に お気をつけて

次の駅は 新宿

閉まる扉に お気をつけて

意味のない歌 歌う

(車内アナウンスの物真似)
次はぁー 新宿 新宿 網棚のお子さん 奥さん お忘れないよぉーに
次はぁー 新宿 新宿 閉まる扉に お気をつけくださぁーーーい

以後、勝手にリフレイン。最後に、ピアノ超絶へめらもマッハ3でソロる。
このボーカルは、ド音痴の方以外には、絶対に歌えないのである。

はい。

追記 あっ、すいません。来週辺りから、脳内改装工事のため、3月中旬まで開店休業となります。その間、脳内電気配線もオフとなりますため、お気に入りブロガーさんの記事も拝読できなくなってしまいます。ごめんなさい。謹んでお辞儀。世界中に多くの読者様(ギリギリ二桁)を持つ、超人気ブロガーのわたくしとしては、遺憾の限りでございますが、折角の機会でございますので、感染してしまった脳内ジャズ菌の浄化、初期化を願う次第でございます。ただ、イサオちゃんのブログを読まないと、手が震える。便秘になる等々の重症の方は、僭越ながら、我、泣き濡れてバックナンバーと撓むるにて、お待ち頂けますると幸甚でございます。この場をお借りして、日頃のご愛顧、よぉっ、謹んでのシンデレラ、よぉっ、のたもうての、よぉっ、ショーペンハウアー(尿促進剤。くだらねぇー)、よぉっ、なにやらせんでぇー! 再度、正座付きお辞儀。



2013年2月5日火曜日

変礼赤ちびブログ

本日は、朝から忙しく、高級文学ブログへのシフト前記事の下書き在庫x2。高級文学ブログx2のいずれかのアップで、アップを乗り切ろうと、昨晩まで、思っていた。でも、高級文学ブログの二篇目は、あまりに、あまり。正直、泣いてしまった。自分の記事に。やはり、アップは永久にしないだろう。

でね、昨晩なんだけど、寝しなに、「寿司名人」というYouTubeの動画を見てしまった。なんとなく、上手い寿司が食いたくなったのである。で、結局、大トロだの目光りだのが、頭の中に堆積し...。結局、眠れなくなっちゃったの。

東京の名人。「次郎」。二郎(本名は二の方でした)師匠。正座、お辞儀。超絶っ! 後は、書かない。手が、ピアニスト見たいだった。本当に綺麗。俺のは、大工さんの手っていう感じ。
で、二郎師匠、動画の中では、御年八十歳。愛弟子三十二歳。名古屋でお店。この愛弟子の寿司を食べに行くというストーリー。

愛弟子。電車の着く「一時間前から」、名古屋駅の前に、直立していた。うるうるした。
俺も、似たようなことを良くやる。弟子男なのだデシ。

一貫目 いか 師匠 にぎりが緊張し過ぎ 弟子 直立 はいっ
二 目光り 一番難しいやつ 師匠 うーーーん 美味い 愛弟子 泣いていた 本当に素敵  だ こういう涙
三 卵焼き うぅ ハンペンか卵か分かんないな
四 たこ うーーーん 美味い

師匠。お前は一流だ。卵焼きだけ、駄目っ。

俺のジャズ師匠。沖至。
「イサオ、うーーーん。イサオ節イサオシンコペ、多過ぎだよ、お前。シーツオブサウンドの低音な。マッコイ(タイナー)みたいな。ブロックコードな」

むむむむむ、ここまでが、前置きなの。
で、俺のブログ師匠。クボンハッキネン師匠。
なっ、なんと、俺の記事まで書いて下さったっ!

でね、読者様にばらしてしまう。
クボン師匠から、俺は、沢山のコメントを頂いて居るのだ。
お褒め、ちく、アドバイス、激昂、激高、あめ、鞭、駄洒落、オジギャグ、文学、真摯、示唆、もう、あらゆるエスプリ示唆満載のコメントを。もう、これだけで、ブログが成り立つ。

で、師弟の会話なので、非公開とさせて頂いている。

で、今日は「自伝イサオ節」というのを、返礼として書こうとしたのですけど、ちと、時間切れと、あと、赤ちび(赤ワインをちびちび)なので、後日にする。師匠にお辞儀。

「返礼 酔った勢いでブロぐる心」

むっはははははっ 四拍子で 
ちょっと ピアニッシモのニッチもサッチも
あたしの心は 江戸時代 ぎょ
目光り あなご恋しいや 春の地球儀(字余り)
あさし夢見し ちよがねの 心の松はいくぞやよ
われ 琴線感覚 よぉーーーお 
あとは へめらも

あっ おおきいーーーおおきいーーー 大きなフライでぇーーーす レフト イチロー 後退後退

どぉーーーーーーーーーーーーーーーん イチロー 地面へのめり込みましたぁーーー

とっ、取っていまぁーーーーーす 大きな海老フライ 三トンぐらい ね

また、おっしょさんに、叱られそう。むむむ。

はい、直立。「言葉なんか 覚えるんじゃなかった」田村隆一

決まったっ! 


2013年2月4日月曜日

エトルタの断崖

心が閉塞した時

わたしは海を見に行く

腕組みをしながら 断崖の上に立つ

冬の海風 空 巨大な水の体積 地平線

海と空の境界が分からなくなる

一瞬 その空間に吸い込まれそうになる

吉増剛造の詩を思い出す

生存の停止は 時に甘美な夢想になる

自分の体を支えきれない時

わたしは断崖の上に立ってみる


2013年2月3日日曜日

ゆるゆるシュールブログ

今晩は。松田裕作(ギリギリ二桁台の愛読者を持つ、超人気ブロガー)です。
今回、俺は、デンマークへ飛んだ(地球儀の上の方だけど、どこだ? で、各国の首都を二秒以内に答えられない。しょうがないから、チャップリンの地球風船踊りで誤魔化す)。
ハーゲンダッツ航空で。飛行機の形が、ソフトクリームだった(正確には、それに両翼と尾翼付き。なんかカワイぐない?)。

機内、あっ、当然、俺はファーストクラスである(あのね、俺、それより、畳。飛行機の後方に、味の名店街。銭湯。屋台の飲み屋。こういう飛行機作って欲しいのだ。えっ、赤線地帯も? 駄目駄目、そういうのは。食の方だけね)。
当然だ。なぜっ? 当然だから(宝くじに当たったんじゃねぇーのか? あっ、買わないと当たんないって)。機内食、当然、巨大なソフトクリームだった。おえぇ(コンビ二のとんかつ弁当でいいのによぉー)。

別嬪の、客室乗務員が近付いてくる(二コルキッドマンに似ている。ことに作者の強権でしてしまう。いや、読者様の好みでいいや。お好きにどうぞ)。
「ミスター、お飲み物は?」
「昆布茶と仁義とドライマティーニを、01 01 98の割合で。面倒だったら。前は外して結構」
と、俺はダニエルクレイグの口調で言った(ちょっと、早口英語なんだけど、仁義だけ分からんかったから、ここだけ日本語にした。あのね、フランス語に気が利くという単語ないよ。ないんだよ、最初から。行為として存在していないの)。
「ハイ、畏まりました」

俺は、去っていく客室乗務員の、しなやかな、まぁー、いや、それはそれ、人生一度切り、
いゃぁー、切りがないねぇー、あんたのブログも、などといいながら、まぁーーー、それで、早くしてよぉー! むっ。はい、.......を見ていた(結局、書かずに、お上品に行く。細目の早目ってやつ。女性読者様への配慮)。

コペンハーゲンに着くまで、コッペパンを食べて、改札の親父は禿げだった。
いわゆる、ちょっと長い文学駄洒落的フライトだった(くだらねぇー。注 差別用語が入っている。他意はありません)。

クボンハッキネン監督の超大作映画「未来の巷」に出演するのである。
近未来を描いた、SF映画である。

俺は、クボンハッキネン監督、直々にメールを書いた。
是非、登場したい、と。

クボンハッキネン監督より、すかさず、ご返信。
「テイクイットイージー、メェーーーン」

意味が分からなかった。

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シナリオを読んだ。
連行シーン。これはいい。しかも、天才文学者という役所。異論はない。
それ以外のシーン。撮影中、ずぅーーーと、モスマンのコーウン。もちろん、モノホンではない。
焦げ茶色のムーゴ。馬鹿面で横たわる俺。衣装は、アルママルソの黒いツース。馬鹿面がさらに目立つので、俺は、勝手にグラサン。モスマンのコーウンと俺を、美術さんが、氷を模した透明なプラスティックで囲む。撮影中にヒビ。その部分を、割れたまま二枚のプラスティックで挟む。このシーンは、スタッフ内部で「独身者の花嫁」と暗号で呼ばれた。そのセットは、フィラデルフィア美術館に展示されている。


2013年2月2日土曜日

実録ジャズの契り

その日、パリ18区、ジャズクラブ「バビロ」周辺は、物々しい空気に包まれていた。
入り口向かって右側に、沖組の若い衆。左側にシルバ組のそれ。後方に見えるライトアップされたサクレクール寺院。通りの反対側に、機動隊。パリ二大フリージャズ組織が一同に会するのだ。機動隊の緊張も頷ける。どうも、沖組若頭の裕の仲介との連絡があった。なにを、企んでいるのだろう、裕という奴は?

午後7時。黒いセルシオが到着。
若頭の裕が、そそくさと扉を開ける。トランペットケースを抱えた沖組長が、軽く右手を上げて車内から出てくる。反対側の扉から、高級幹部佐藤真がシンバルケースとスネアケースを持って出てくる。

数分後、黒いキャデラック到着。
シルバ組長と高級幹部アブドゥーべナニが降りてくる。
「ヘイメェーーーン、テイクイットイージー」と、本当に言った。
若頭の裕がシルバ組長に挨拶。興味なさそうな目で裕を見た。
「ハウドゥユドゥー、ミスター」裕の流暢な中学英語。
「イャァーーー」シルバ組長の流暢なニューヨォーカー英語。

二人の組長が、親しげに(親しいのだ)英語でペチャペチャ。
佐藤幹部、ドラムセットの組み立て。裕、手伝い。
「やっぱ、スネア変えようかな? ブラシ、どう? 安っぽくない?」
「兄貴、マジ、安っぽい。ブラシというより、擦れ音」
「やっぱ、そう。めんどくせぇーけど、やっぱ、変える」
スネア分解。
「ありゃゃゃ、なんだよぉー、ちゃんと計ってきたのに。ここのやつ13インチだよ。14インチの持ってきちゃったぁ! 酔っ払って計ったからなぁー、インチが違うなんて、いやいや、そんなインチキ」
「兄貴、オジギャグ、俺と一緒の時は、女の子にしないでくださいね」
「ふん、お前の言うことなんか、聞かないもぉーーーん」
裕、ピアノ。十分ぐらいウォーミングアップ。
沖組長、リップコントロールの練習。
少しして、シルバ組長、シンセのセッティング。

全然、物々しい雰囲気じゃねぇーじゃん。
沖組とシルバ組の若い衆も、バーで仲良く盛り上がっている。
どうしよう、機動隊だのセルシオだの出しちゃったんだけど.....。まあ、いいか。伏線ということで。なんのための?

で、知らなかった、その日、アランシルバとアブドゥーべナニのデュオ。レコーディングするとのこと。じゃ、あんま、一部伸びると拙いから、ワンセットにしようねぇーと、沖師匠、真兄貴と協議。20h00、お客さん、3人。俺、ちょっと、冷や冷や。ちょちょい待ちぃー、俺が企画に絡んでいる。拙いっ。20h20ぐらいには、始めないといけない。20h10、5人。やっ、やべぇーーー。クラブのオーナー、やや点目。俺、冷や汗。

と、この後の十分間に、一挙に、俺のブログの読者様の数を上回るお客様が、どどっ。
なんでも、地下鉄の四号線が止まっていたとのこと。俺、べズリー目。オーナーもタレ目。
ミュージッシャンの卵連、学生さん、高名なミュージッシャン、ジャーナリスト、映像作家、パリの日本人女優だけの演劇カンパニーの団長さんと女優さん、オーナーのタレ目が、垂れ過ぎて立て目になっている。

ゆったりした感じの曲から始める。兄貴のドラムが絡んでくる。スローをキープする。
沖師匠のフリューゲルホーンのリリカルな音。

ところで、前に書いたけど、このクラブ。ピアノが向かって左側でステージより、ちょっと、低い位置。背の高いアップライト越しに、真兄貴の頭しか見えない。本来、ドラマーは、ピアニストの手の動き、とりわけ、左手の動きを良く見ている。で、こちらも、ドラマーの腕の動きを良く見る。間が空くかな、来るな、いや、一歩ずれるな、とか。沖師匠は、俺たちの音だけ聴いている。
と、これができない。少々、お互いにやり難いけど、あとは、へめらも。

その後は、書かない。凄まじく静かに白熱した。
兄貴の掛け声、沖師匠の気合い、俺は目がうるうるして来た。
こっちも、まけじと応戦。50分。アンコールはお断りした。二部の時間が迫ってたので。
今回は、へとへとになった。

終わってカウンターへ行きビール。
真兄貴「イサオ君、あんた、折角、師匠が入ってこようとしているのに、無視してソロやっただろう。かわいそうだよ、そんなことしてぇー」
俺「えっ、マジすか?」
「バラードのさぁー、後半とこ」
「えーーー、すんません、師匠の後ろにスポットライトがあって、姿が影絵みたいで、仕草が見えなかったのです。拙いことしたなぁー」

「落とし前付けないとな」その時、兄貴が佐藤幹部へ変身。
「幹部、申し訳ございません」裕若頭。
「ただでは、済まんぞ」
「小指は、勘弁願います。商売道具」
「じゃ、足でいいよ」
「ペダルが踏めなくなる」
「じゃ、ローラの顔真似しながらブルースリーのアクションでいいよ」
「気が狂ってしまう」
「なんとかしろっ! 後ろ前付けろっ、馬鹿野郎っ。お前の下半身の後ろ前を逆さにしてやるっ」「やっ、止めてぇーーーーーーーーーーーーーーーー。不便だぁーーーーーーーーーーー」

クラブの外で、沖師匠とタバコ。
俺は失礼をお詫びした。本当に、スポットのせいで、仕草が見えなかったのだ。
師匠「ぜぇーーーん、ぜん。良かったよ、イサオ。お前、ピアノ、随分、うまくなったなぁー。ソロコンサート、がんばれな。あれだけの技術あったら、バッチリだ」にこにこ。
その時、「遅くなりましたぁーーー」と7人ぐらいのお客さん、仲間。「イサオさん、何時から始めるの?」「えっ」

一部の俺たちのお客様。時間を間違えてきた俺たちのお客様。二部を聴きに来たシルバファンのお客様。

当然、二部は、超満員になった。
フリージャズナイトは、大盛況。
俺、へたへたへた。面目保ったぁー。


2013年2月1日金曜日

宝くじ

インターネットを見ていたら、「琴線に触れる」を、神経に障った、むっとしたと、ネガティブな意味に使用するケースが多々あるが、間違いである。と言った説明があった。

確かにそうだ。そういう意味で使う方、結構、いらっしゃる。
やはり、琴の線だから、ミュージッシャンとすれば、ネガティブなはずはない。
良いこと、素敵なこと、感動すること、音楽、楽器の基本要素が、そのまま言葉になった感じ。
それと、非常に繊細である。と言うことは、そういう線がない、とか、俺のはスチール弦だぜっ、いや、本体はあるけど線が切れているとか、オジギャグしたいなぁー、金銭しかいらん、とか、いろんな方がいらっしゃるだろう。

で、「自分の琴線に触れることをブログに書こう」なんて、書いてしまったけど、たとえば、俺の心の形態が琴だったとする。他の方のそれが、ギターぐらいなら、まだ、共鳴できるけど、これがピアノだドラムだとなると、俺の心琴の調べなんちゅうもんが、どうなっちゃうのぉーと、ちょっと、恐ろしい。いや、俺のは鉄琴だっ、なんて、やっちゃうかしら? まあ、いいや、共鳴しなくても。つまんないけど。

そうそう、フランスの宝くじ。LOTOっていうのがあるのね。

俺の知人の隣の隣の失業中の方が、これに当たった。しかも、ヨォーロッパLOTOだから、とんでもない金額だ。その方、その日から、行方不明になった。良く分かる。

フランスのコメディー映画に、ある富豪が亡くなったら、息子だと言い張る奴が3人現れるというやつがある。そんなもんだ、世間様は。

因みに、俺は、ギャンブルは一切やらない。なぜだ?
お金がない。うむ。物欲、金銭欲がない。本当だ。
結局、俺の人生自体がギャンブルみたいなもんだから、プラスではいらないのである。

で、この泡ゼニ、バブルゼニ、碌な事がない。
テレビを見ていたら、宝くじに当たった方のその後ってやつをやっていた。
予想通りだった。生活めちゃめちゃ組がほとんど。二件だけ、凄く素敵な方がいた。

ひとりは、80歳のおばあちゃん。
当たった金額で、南仏にプール付きの五世帯住宅=豪邸を建てて、一族で仲良く暮らしていた。
なんか可愛い。

もうひとつは、田舎のカフェ。常連8人の飲み助。
その中のひとりが当たった。そして、飲み助仲間で均等に分けた。
げらげら笑った。ど田舎の鄙びたカフェの前に、黒いベンツが8台止まっていた。粋だ。