毎晩、寝る前に、ユーチューブサーフィンをする。
有吉さん、マツコデラックス、ローラ、谷桃子、さまぁーずとか。
やっぱ、さまぁーずの緩い感じがとても好きである。
とりわけ、三村さんがおっさん臭くて好きだ。
大竹さんは、ちょっと、私に似ているところがあって、なんちゅうのかな、好きなんだけど、ちょっと、自己愛みたいになってしまうから、全然似てない三村さんの方が、私には馴染む。
そして、お笑い番組を見ていたら、疲れた。疲れたから、マルセルデュシャンって日本語で打った。五、六編の英語のインタビューが出てきた。以下、私の翻訳で、抜粋する。
インタビューアー「どうして、芸術の道を選ばれたのですか?」
デュシャン「毎日、九時に会社に行きたくないからです」
裕 この超絶的にシンプルな回答っ! 以下、この順序で
あなたは、三十代前半で絵画を放棄しましたが?
「絵描きとは、テレピン油の中毒で、一日、嗅いでいないと落ち着かないのです。私には、一日中、絵を描いていたい、そんな欲求はありません」
あなたの子供たちと呼ばれている世代のアーティストを、どう思われますか?
「若い方は、活発で、とてもいいですね。でも、私がやってきたこととは違います。私はプロであったことは一度もありません。公に芸術家だったことはないのです。作ったものを売る。私は一度もしていない」
二十世紀の美術史を変えた人物と呼ばれているのに?
「私はひとつのプロトタイプかも知れません。それは、大変に光栄ですが、彼らがやっている、単純に申し上げて、芸術を莫大なお金に換金する。すでに、私の考える、それではないのです」
あなたが、寡作なのは、そのせいですか?
「私は、同じコンセプトのものを三つ以上作らないという掟を自分に課してきました。同じことを繰り返すこと、その繰り返しが商売になること、これを避けて来ました」
アンドレブルトンが、二十世紀でもっとも知的な人物と、あなたのことを評しましたが?
「ブルトンは、とてもいい人で、単なる思い付きで言ってくれたのでしょう。しかし、美術とか芸術とか呼ばれるものは、作り手が判断するのではなく、観客の介入。そして、五十年と言った歴史が介入して、初めて、その歴史上の評価が下されるのです。ただ、歴史に残ったものが、その世代の最善のものであったとは限りません。私の作ったもの? 私自身が評価などできないのです」
一日、なにをなさっていますか?
「はい、なにも。私には重要なアポイントなどひとつもありません」
美術館へは?
「もう、何年も行っていません。興味がないのです」
あなたが、一番、聞いて欲しい質問は?
「お元気ですか」
この人物。フランスという国が生んだ。極北の論理的知性なのである。
ルーアンの公証人の三男坊。塩の商人? 錬金術師、マーシャン ドゥ セル。
フランス語の言葉遊び。マルセルデュシャンという音の駄洒落ということ。
塩 錬金術 マルセルデュシャン
たぶん、ミッシェルビュトールの論文だったと記憶している。
そして、最後に、デュシャンは絶対に「作品」と言わない。「もの」、私の作ったもの。
断言もしない。「たぶん」。そして、口癖のように、「興味がないのです」。