時は、文政二年。
当時の、今風に言うと、人気コント作家、裕伊佐ノ助。
安土桃山通りの豪邸の書斎に、ひとり。
百畳はくだらない巨大な書斎の中央。
墨を溶き、筆に浸すと、
マミちゃん 君は 登場人物で 僕は 作者 この力関係は お分かり?
抵抗しても 無駄 僕の 思うがまま 容姿性格 ふっ 好きに出来るのよ
無駄な抵抗は よしなさいね 僕のアンドロイドちゃん バービー人形ちゃん ふっ
達筆である。
伊佐ノ助の資産は、二万両とも三万両とも言われている。
換算推定金額は、二百億リラリララリンダ。だぞっ。
しかし、伊佐ノ助。今風に言うセクハラで、登場人物から訴え。敗訴。
敗訴サイアティーの語源である。極刑である、遠い異国にあるらしい、魔蔵我島へ暇流しになった。今、こやつが、どこにおるのか、誰も知らない。
「ねえねえ、マミちゃん。こないだよぉー、不死屋のよぉー、見る気の広告書いて、シャンゼリゼ、歩いてたらよぉー、室町の頃に揉めた女とよぉー、ばったり。いきなり、マグナムでよぉー、眉間。ちょっとだけ、痛かったけどよぉー。道行く人がよぉー、爆音で騒ぐからよぉー。イッツ ムービー ムービー。ウイ アー メイキング ムービーって、誤魔化したよ、はっはははははぁー」
0 件のコメント:
コメントを投稿