2013年9月22日日曜日

裕伊佐ノ助

時は、文政二年。
当時の、今風に言うと、人気コント作家、裕伊佐ノ助。
安土桃山通りの豪邸の書斎に、ひとり。

百畳はくだらない巨大な書斎の中央。
墨を溶き、筆に浸すと、

マミちゃん 君は 登場人物で 僕は 作者 この力関係は お分かり?
抵抗しても 無駄 僕の 思うがまま 容姿性格 ふっ 好きに出来るのよ
無駄な抵抗は よしなさいね 僕のアンドロイドちゃん バービー人形ちゃん ふっ

達筆である。

伊佐ノ助の資産は、二万両とも三万両とも言われている。
換算推定金額は、二百億リラリララリンダ。だぞっ。

しかし、伊佐ノ助。今風に言うセクハラで、登場人物から訴え。敗訴。
敗訴サイアティーの語源である。極刑である、遠い異国にあるらしい、魔蔵我島へ暇流しになった。今、こやつが、どこにおるのか、誰も知らない。

「ねえねえ、マミちゃん。こないだよぉー、不死屋のよぉー、見る気の広告書いて、シャンゼリゼ、歩いてたらよぉー、室町の頃に揉めた女とよぉー、ばったり。いきなり、マグナムでよぉー、眉間。ちょっとだけ、痛かったけどよぉー。道行く人がよぉー、爆音で騒ぐからよぉー。イッツ ムービー ムービー。ウイ アー メイキング ムービーって、誤魔化したよ、はっはははははぁー」




0 件のコメント:

コメントを投稿