2013年9月10日火曜日

夏の終わり

今年のイルドフランス地方の夏は、例年になく「夏らしい夏」だった。
なんか何年も冷夏が続いていた気がする。猛暑の記憶は2003年。ということは、十年ぐらい冷夏が続いた? 北ヨーロッパは冬が長いから、七月八月ぐらいは暑くなってもらわないと、鉄分が吸収できない。うん、今年はフランス語でインデェアンサマー、エテアンディアン、九月に入っても晴天が続いている。最高気温は二十四度ぐらいだから、自転車、お散歩に丁度よい。日本の残暑とは随分違うけれど、イルドフランス、九月に入ると、空のチャンネルがいきなり秋になってしまうのが通常だから、この快晴は、大変に気持ちがいい。

なんか、この時期の光り、空の色、物凄く透明で綺麗である。
水の天体。空気。木々。透明な空を見ながら、どうしても考えてしまう。
太陽とイルドフランス地方の位置関係が、少しずつ、冬へ向かって動いていることを感じる。

それとともに、ミッシェルルグランの名曲「思い出の夏」が、なんとなく頭の中に木霊す。
前にも書いたけれど、この名曲、自分で弾きたいとは思わない。完成し過ぎているのか、イメージが定まり過ぎているのか、よく分からないけれど、なんか弾こうとは思わない。

代わりに、私のやや十八番「サマータイム」を再アレンジしている。
こちらも短調で物悲しい夏の終わりという曲想だけれど、私は、愚直にハードロックみたいに編曲しているのである。へへへへへぇーーー、なんか、自分の年齢を、無意識に忘れようとしているのかも知れない。人生の秋なんだけれど、ピアノの上で、まだ、夏をしようとしているのかも。それで、この曲を、灼熱の夏に無理矢理しているのかもねぇーーー。

こういう愚脳が馬鹿さの秘訣。これでいいのだ。



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