まぁー、俺は、年以上におっさんをしたいわけではねぇー。
もともと、馬鹿若作りだから、十歳ぐらいはサバ読める。けど、別に若く見られたい、そんなこともねぇー。年寄りブルつもりもねぇー。上の方が、現代社会では多いかも知れん。五十半ばなんだけど、ジジーなのか、「まだ、若い」のか、分からん。どっちでもえぇー。でも、江戸時代では、隠居の年だったから、やはり、伝統は守りたいので、私も隠居した。
ありゃ。昨日、半日、どんぐりの黄緑色の実を、寝そべって、だからね、下から、ずっと見ていた。でかいんだ、その実が。本当に、どんぐりなの? 横のカミサンが、そう言ったから、そうなったんだけど、違うんじゃないのか、あれ?
日本の夏のおっさんは、私には、加藤茶のはげ親父のイメージ。
それと、キンチョウ蚊取り線香。団扇。縁側。ってな感じ。
でね、五十半ばのおっさんは、明後日、コンサートなんだけど、
やったことのない音階、トリオ。やったことのない、色っぽい音。
で、真師匠からの指示は、「うねりのある音楽」をやる。
トライトライなのね。
でも、おっさんだけどょー、やり慣れた曲しか弾かないとか、わしは冒険はしないとか、こういうスタンスをやっていると、本物のおっさんに、なっちまう。俺は、本物のおっさんだけどよぉー、やらんのだ、そういうことは。
えっ、おっさんって年じゃねぇーってことに、なるわな、お若いの。
ナメンナよって!
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